福ちゃん島ちゃん

福島県飯舘村の牛が暮らす里
山梨県南アルプス市までい牧場
since 2011.3.30

今一度、いや何度かわからない、毎日
考えていかなくてはいけないと感じている
今まで以上に感じています
ここ最近、厳しい意見を聞くことが続いています
ずっと抱えていることではあったけれど直接聞くことはなかった
でも、そういうこと、そういう時、だなと思いました
流されることなくちゃんと考えていかないては、と。
迷惑と感じている人もいるということ
厳しい意見を聞きながら、僕はボランティアですからと言ってしまった
この状況を回避したかっただけの言葉を使ってしまったことにひどく落ち込んだ
そしてそういう時は聞こえてこないことももっとあるんだろうなとマイナス思考になってまた落ち込む
しかし、すぐに落ち込む時間をやめて「どうする」を具体的に考え出した
くよくよしない、は、歳を取るいいことの一つかもしれないとすぐにポジティブ
牛飼いになり13年の月日がたくましくしてくれていた
原発事故からの出会いではあるけど、牛たちを見ているとホッとする
癒されている
心の奥深いところに潜むこの思いは共有のしにくいことだから牛を通して癒されています
原発事故の後、福島県飯舘村からやって来た牛たちから教えられたことがあります
「みんな一緒に生きること」
すすめて行く中でいろんな意見がある事をまた身体に刻まれました
牛の命にも限りがあります
今一度、僕たちがやりたい事だけではない事もちゃんと見つめて考え、実践して行かなくてはと14年になろうとしているときに感じています
言葉でなんて伝えていいかわからない時もあって言葉足りない事もあります、発してから気づく事もあります、教えてもらいながらすすめて行きます
この取り組みが何か世界と繋がり明るく希望の持てる未来に役立ってほしいと願っています
その為にも今一度、よいしょよいしょ
ここにいる力をもっと！と言いながら牧場から空を見上げています
清水さん、毎日毎日牛の世話をありがとうございます
2011年3月30日に福島県飯舘村から2頭の子牛が山梨県南アルプス市にやって来ました
当時福島から運び出されるものは東京を通れなかったので大回りをして長野を通り山梨に到着しました
あれから13年と7ヶ月
色んなことがありました
2014年大雪の時には小屋が倒壊、子牛が亡くなりました
島ちゃんが2022年9月24日亡くなりました
現在は福ちゃんと島ちゃんの子ども命（メイ）ちゃんの2頭がいます
仲間と相談し、力を合わせて取り組んで行きます