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遊亀公園附属動物園 「てる」と「みみ」

みんな大好き!甲府の動物園!
遊亀公園附属動物園
大人320円 子ども30円!!!!!30円!!!!!
駄菓子のような値段!
お菓子一つ買うのやめて 動物園へ行こう!って感じかな
アジア象が動物園に来て時の写真を見つけて テンションが上がりました
あがるぅ~♪
可愛すぎす「てる」と「みみ」
昭和55年にラオスから来たそうです
「てる」は寄贈した人の名前
「みみ」は一般公募で名付けたそうです
何才だろうと調べてみたよ
39年くらいは甲府にいるので人間に置き換えると
「80才」くらいみたいです
だからとても長生きかもね、「ありがとう!てる」と言いたくなります
だから よーく覚えておきたいです、「てる」がいる風景を!
「てる」の話で家族みんなや友だち同士で盛り上がれるのですから 嬉しい存在です
てるの背中に甲府盆地があるように見えて来ますよワッハッハ

象の飼育を担当していた 三井さんという方がいた時によく通い 象の話を色々聞きました
その中に 二頭いた時の話を聞き 益々 遊亀動物園が好きになったのでした
それはもう一頭いた「みみ」が亡くなる時の話
平成12年9月に亡くなった「みみ」
今から20年くらい前でしょうか
とっても頭のいい象だったと三井さん
象の調教では有名な方だと僕は聞きました
意識も技術も高い人が僕の住む町の小さな小さな動物園にいると思うと なんて素敵な人だろうと 三井さんにも興味が湧き 動物園を訪れる回数も増えていきました

「てる」と「みみ」は初めから一緒に付き合って来たので「みみ」の死は大変ショックだったと言ってました
もしかしたら 家族よりも関わる時間も多く大切にしていたかもしれないと 家族と比べるものではないけど それくらい象への情熱や愛情を注いでいたのが伝わって すでに僕はウルウルしてしまいました
20年みみと一緒にいたことになりますね
「みみ」は三井さんの言うことしか聞かなかったようで休みの日でも呼び出されることが多かったそうです
ご飯を食べなかったり 象舎に入らなかったり
夜 三井さんが駆けつけるまで 真っ暗な象舎の前で待っていたことがよくあったそうです
それだけ 象は神経質な動物で三井さんとの信頼関係が築かれていたんだなあと思いました
また 嬉しくて可愛くてウルウル、、
みみは病気になり亡くなったのですが 薬も三井さんでなければ飲まなかったり塗り薬も塗らせてくれなかったと聞きました
毎日 愛情を注ぎ 病気を見つめ 明日に祈り 良くなれ 良くなれ とスタッフ一同 看病に尽くしたそうです
看病虚しく「みみ」は旅立ってしまいました
三井さんはしばらく落ち込み何もしてくなかったと振り返っていました
そんな三井さんを助けたのは!
もう一頭の「てる」でした
象はデリケートな動物 ちょっとした環境の変化で体調を崩してしまう動物
二頭のうちの一頭が亡くなると ご飯を食べなくなったりして 後を追うように亡くなるケースもよくあるそうです
三井さんをはじめ飼育員の人達は涙をこらえながら「てる」の飼育に全力を尽くしたそうです
時に泣いている飼育員を怒鳴りながら 三井さんもみんなも泣いてずっと其処にいたい気持ちでいっぱいなのに
涙を振り払い 歯を食いしばって 「てる」の飼育にあたったそうです
三井さん話しながら思い出してウルウルしていました
僕もまたウルウル
みんなの祈るような思いがあって 「てる」はそんなに落ち込まずにすんだそうです
ポツリと三井さん「てるには助けられました」
そう言って 優しい目で「てる」を見つめていました
僕も 目で「てる」をハグしました

「みみ」はその後どうなったのか知りたくなって聞いてみました
火葬したのか、とか、、
通常は火葬するのですが、、、と 三井さん
みんなの願いや思いから 「みみ」はそのままの姿で大きな大きな穴を掘って埋葬したそうですよー!!
何処へ?
愛宕山の躑躅ヶ崎霊園へ
大きなトラックやクレーン車での大パレードだっと聞きました
道路は通行止めにもなったとか
すごいぞ 「てる」そして 三井さん 動物園の人たち そして 甲府の人たち
すごい象!ほんとすごい象です!
大きな大きな穴に花や好きな食べ物なんかを入れたそうです
あんまり大きな穴だったので三井さん穴から出るのに苦労したなぁと笑いながら嬉しそうに話してました
感動しちゃって またウルウル
「みみ」の埋葬してある場所は墓標があるわけでもない場所です
だからわからないです
でもね教えてくれました
「みみ」が 亡くなった9月のお彼岸の頃にはそこにだけ 彼岸花が咲くんですよーと教えてくれました
東屋があってその隣に少しこんもりと盛り上がった広場があります そこに「みみ」は眠っています
秋にはその背中に彼岸花が咲きます
人はその上を行き来しています
まるで 「みみ」の背中にいるみたいです

「てる」は今日も てるダンスのステップを踏んでいます
僕は 象舎が見えるとこにある石で出来たベンチに座っててるを眺めるのがお気に入りです
何の気なしに座っていたこの石のベンチ
両端に象がいます
「てる」と「みみ」なんですよ と三井さんは教えてくれました
僕は「みみの背中」とベンチに名付けました
何回か通い 腰掛けて見ているうちに見えてきました
はじめ 「てる」と「みみ」がいて
「みみ」がいなくなって「てる」だけになってしまったけど
僕には 三井さんが「みみ」の背中に乗ったから「みみ」は見えなくなったんだなぁと
「みみ」は三井さんとずっと一緒

ゆうきを明日もよろしくね!

「遊亀動物園の歌」

町の中の小さな花
陽だまりみたいな動物園
なんかいいなぁって空気
甲府の町の動物園
ゆうきを明日もよろしくね

「てるの歌」

象のてる
今日も踊ってる
しゃべれないけど
いつも歌ってる
てるを見てると気持ちが良くなる
そのままでいさせてくれる
嬉しさを感じてる
てる てる 踊ってる
僕の心も動き出した
てる てる 歌ってる
お日様も
てる てる
歌ってる


三井さんはもう動物園にいませんでした
移動?退職、、
でも 三井さんの意思を継いで「てる」の飼育をする人を育てたんだなぁと思うと 嬉しくて 「てる」に会いに動物園へ行きたくなります

遊亀公園附属動物園 100周年 おめでとう


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